100年経っても大丈夫

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150年経つ富岡製糸工場

明治初期に建てられた富岡製糸場は、世界遺産に認定され、今も尚その建物は美しさを保ち建ち続けています。
入り口のアーチの明治と刻まれた石が少し欠けているほかは、外装は当時のままです。
数々の地震や台風、雨風に耐え、外見はほとんどその形を変えずにいられるのは、丈夫で長持ちなレンガで作られていることに加え、工場が閉鎖された後も、有志の人たちによる保存計画がなされているからです。
定期的なメンテナンスや細かな再現修理をしています。
世界遺産に認定されて以降は、形を変えることが許されませんので、より細かい周期でのメンテナンスが必要となりました。
そういった人々の努力が実り、100年を超えた今も尚、建物を作られた当初のまま保ち続けているのです。

自然素材の建物

世界遺産にも認定されている日本古来からある寺や塔は、何百年前からそこに建っています。
建築方法が現在の建て方とは違うというのもあるのでしょうが、建てられた土地が違うとはいえ、多かれ少なかれ雨や台風、地震を経験するという条件は同じ筈です。
保存団体が寄付等を募り、次世代に残そうと定期的に点検、修繕を行ってきました。
しかし世界遺産の為、大規模な修繕は行えません。
なぜ、これほど長い間建ち続けていられるのでしょうか。
古来からの建物や日本家屋などは、人工で作られたコンクリートや塗料などを一切使用していない自然素材で建てられた建物なので、劣化のスピードが比較的ゆっくりなのです。
現在では、その技術が見直され、一般住宅の建築にも用いられているところもあります。